これはある一家のお話です。




「あなた!私もうガマン出来ないわ!
こんな言われ方、、、」

「もうちょっとだ。もうちょっとの
辛抱だ。」

「あなたはそんな風に言うけど、
人間界じゃ私たちものすごい
言われようなのよ。
あなたが”今後くるもっとすげー
ウイルスの免疫をつくるのが
私たちの役目だっていうから頑張って
きたけど、もう嫌よ、、、」

「ばかやろう!!
インフルさんも水疱瘡さんも
はしかさんだって最初は色々あって、
今じゃ”かかったことないほうが
ビックリ”にまで昇格してるじゃ
ないか。俺たちにだって出来ない事は
ない!!」

「わーーーん(泣)!!
僕、悔しいよ!!」

「あら、あら帰ってくるなり。
何があったのか話してごらんなさい。」

「癌のやつすげえんだ。
だってあいつは癌になったら大抵の
人間をいいやつに変えれるし、
治ったら”完治おめでとうパーティ”
とかしてもらってよ。
僕たちなんかまるで戦犯扱いだよ!」

「もう、癌さんは別格よ、、
癌と共に生きる。なんて人間の口から
言わせるのよ。」

「コロナと共に生きる。そんな風に
言われるのいったいいつなんだろう、、」

「大体、パパがガンはなんか言葉が
悪いから”コロナ”とかビールとかで
すでに愛着あるやつがいいんじゃね?
とか言ったけど全く愛着ないし!」

「いや、それはパパもビックリだ。
ママスマとかいう世の中変えちゃう
託児所創ったやつがしょっちゅう
コロナビールにライムぶっこんで
飲んでたからもっと女子に人気かと
思ってこの名前にしたんだが、、
あいつを一般女子と思ったパパが
悪かった。」

「でも私たちいったいいつまでこんな
ふうに言われなきゃいけないの?
人間がお餅を喉に詰まらせて亡くなるの
1か月で1000人なのよ!
それなのにお餅は飾られちゃうの、、」

「あなた。私たち耐えてればいいの?」

「うむ。今は耐えろ。
人間たちはバカではない。事実に
気づくやつらも出てきておる。」

「そうだ!そうなんだよ!
僕今日みんなに言ってやったんだ。
僕たちによって皆が苦しんでるんじゃない。
僕たちの”情報”によって苦しんでる
人がいるだけだって。」

「よく言った!そうだ。
そして無限にある情報のどれを
選択するのかは自分で選べる。」

「私たちが堂々と外を歩けるように
なるまでもう少し。事実に目を向ける
人間が増えることを願って!」

「願って!」