ママズスマイル創設者の近藤美奈子です。

専業主婦の時に一号店目となる埼玉の大宮店を立ち上げてから8年が経ちました。
(2020年7月現在)

一時預かり専門の託児所を創ろう!と決めたのは長男が7か月の頃でした。
今でこそ子育てと仕事、そして自分の時間も上手に使えていると思いますが、その頃は
初めての子育てでいっぱいいっぱいという言葉がピッタリな毎日。

まして専業主婦でしたので、「生活させてもらっている」という間違った価値感があり、
自分のための時間を使うことに罪悪感がありました。

そしてそれ以上に、子育ては誰もが通った道。辛いと思うのは私に母性が足りないからだ。

自分が欲しいと願って産んだこの子が泣いてうるさいと思ってしまう私は母親失格だ。

そう思う事が多かったのです。

自分で産んだ子をかわいくないわけがないのに、うるさいと思う自分とそう思ってしまう自分を責める日々は今思うと軽い育児ノイローゼだったのかなと思います。

実際長く摂食障害を患いました。

誰かに相談しても「可愛いのは今だけだよ」とか「みんなそれを乗り越えてきた」と言われるだけ「だろう」し、そんな状態にあっても自分が軽く育児ノイローゼになってるなんて
微塵も思わなかったのです。

なぜなら育児ノイローゼって虐待をしたり自殺未遂をするくらいの人の事だと思っていたからです。ですからそういう機関はたくさんあるでしょうけど検索すらしませんでした。

長男が7カ月になったころ、本当にしんどくて辛くて猛烈に「1人になりたい」と思い、
初めて「一時預かり」と検索をしてみました。

そうしたらワンサカ出てくるではないですか。

「なんだ、たくさんあるんだ!」
そう思って家から近いところから電話を架けました。すると、

「お母さん、仕事ですか?体調悪いの?」
「誰か亡くなったとか?冠婚葬祭でもないの?」

などと言われ、まるで悪いことでもしているかのように思い電話したことを後悔しました。

それが確か3つくらい架けて同じ対応だったのを覚えています。

最後に電話したところは家から4つくらい駅が離れている場所でしたが、「もうここでも良い」と思い恐る恐る一時預かりを希望してみると、快く応じてくれました。ただ応対してくれた方がこう言ってくれたんです。

「でもね、お母さん。登録費が8千円かかりますよ」

ただその時預けたいだけだったので次回使うかどうかはわからないのに、託児料金と合わせるとゆうに1万超えてしまう。

「生活させてもらっている」という価値感でしたし、そもそも自分の時間のために1万使う事が出来ず泣く泣くキャンセルしました。

その時、「ふざけんな」と思ったのです。

その託児所にではなく、この子育て環境に。

子どもを産んだ瞬間から「お母さん」は24時間の職業に転職したようなものです。
それ以外の「家事」は副業みたいなもの。そしてそこには目に見える対価はありません。

それを「おかしいだろ」と突っ込まないこの国の子育て環境に腹が立ちました。

その時、「どんな理由でも良い。今預けたいと思ったときに応えることが出来る」託児所を創ろうと決心しました。

この時から8年経ち、私が創った一時預かり専門託児所 ママズスマイルは述べ利用者が8万人を超えるまでになりました。

ですが、この国の子育て環境は正直「ほぼ変わっていない」のです。

追い込まれたお母さんに育てられた子どもが幸せだとは私は思いません。

子どもの幸せを願わない親はいないはずです。

自分のための時間をつくり、心に余裕を持った状態の子育て環境をつくる。

私が「わたし」に戻る時間こそ、子育てに最も大切なことのひとつと私は考えます。

そのためにママズスマイルは進んでいきたいと思います。

株式会社 ママスマ 代表取締役CEO 近藤美奈子